脚本初心者Reonaのアイデア箱

何かアイデアがあったときここに書きなぐりたいと思います。

こんな広告やだな 

登場人物

creamyボーイ(28)、、、クリーミーの広告に出てくる男。やたら子供っぽい口調で話そうとしているので、視聴した人からcreamyボーイと呼ばれ親しまれている。

 

クリーミー、、、叫び友達クリーミー。叫ぶだけのロボット。叫ぶときは両手を上げて首を横に振る。不気味な商品。よくわからない広告のおかげでyoutuberたちのおもちゃとなりたちまち人気となった。

 

子供たち

広告ナレーション

 

〇株式会社「MONDAI」・『CREAMY』の広告

   可愛い文字で『CREAMY』

子供達の声「クリーミー!!」

 

〇同・同・会議室

   CREAMYボーイ(28)、スーツ姿、営業スマイルで立っている。
CREAMYボーイ「やぁ、みんな!聞いてくれ!僕の友達はこいつさ!」
   CREAMYボーイ、スーツの胸ポケットからCREAMYを取り出す
CREAMYボーイ「さあ、クリーミー!みんなに挨拶して!」

   クリーミー、両手を上げ大声で

クリーミー「きゃああああああああああああああああああ!」

   CREAMYボーイ、クリーミーが叫んでる間も営業スマイル。

クリーミー「きゃああああああああああああああああああ!」

広告の男「はは!こいつといると毎日が楽しいな!」

広告のナレーション「最高の叫び友達クリーミー!好評発売中!」

 

 

こんなCMだったら

最近『Undertale 』を作ったToby Fox氏が『羽はいらない』というポカリのCMの楽曲提供をした。

 

ポカリスエットCM|「羽はいらない」篇 75秒 (Toby Fox Piano Ver.) - YouTube

 

Toby Fox氏の音楽はなんというか、曲を聴いた瞬間に聴いた人の中で勝手に物語を作ってしまうような想像力をかき立てるようだと私は感じます。

 

CMの話の考察をしてもいいですが、

このブログは脚本をジャンルとしているブログです。

 

私がこの音楽を聴いた時私だったらこんなCMにするだろうなぁ

って妄想したのを脚本にしてみました。

 

 

登場人物

男の子(15)

女の子(16)

 

通行人達

女子高生達

 

〇歩道
   雨の日。
   辺りは薄暗く、通行人は全員傘をさしている。
   男の子(15)、傘もささずに走っている。
   男の子が走り抜けると周りの通行人は振り返り男の子を見る。
   男の子、ひたすら走る。
   男の子の瞳には女の子(16)との思い出が映る。


〇学校・校舎前(回想)
   晴れ。
   学生たちが登校している中、男の子、歩いている。
   女の子、男の子の肩をトントン。
   男の子、振り返る。
   女の子、『よっ』ッと手を上げあいさつした後ににっこり笑う。

 

〇歩道
   男の子、走っている。
   何かを考えるように目をつぶりまた開く。

 

〇学校・体育館(回想)
   体育の時間。
   男の子、バスケをしている中、女の子のことをちらりと見る。
   女の子、バレーに集中しているが、男の子の視線を感じそちらを向く。にっこり笑う。
   男の子、頭にボールが当たる。

 

〇歩道
   男の子、目をつむり、下を向き考え込むような面持ち。
   再び顔を上げ走り続ける。

 

〇学校・教室(回想)
   晴れ
   女の子、席に座る友達たちと談笑している。
   風が吹いてカーテンがまくり上げられ、女の子がカーテンの影に隠れる。
   風がやみカーテンが落ち着きを取り戻すと、女の子が現れる。
   女の子、髪を指でかきあげ、ふと男の子を見て微笑む。
   
〇歩道
   さっきまでいた通行人達は全て男の子と女の子になっており、談笑していたり、男の子が話しかけようとしていたり、並んで歩いていたり、男の子が沢山の本をもってあげてたり、思い出のワンシーンで一時停止している。

   男の子、考えるように上を向き、納得したように前を向き自信に満ちた顔で走り続ける。
   
   後ろの通行人はほとんどが女子高生になっている。
   女子高生達、みんな男の子を避けてみている。
   男の子、次第に走るのをやめ、歩いて女の子の後ろまでくる。
   男の子、声をかける。
   女の子、振り返りにっこり笑う。見つめている目には青空が広がっている。

 

〇公園・ブランコ
   男の子と女の子、ブランコにすわり見つめあっている。
   男の子、ポカリを飲み青空を見つめる。

T「君たちの味方」
 
T「ロゴ」

 

<終わり>

 

みたいなのどう思います?!!!

ちょっと思ったのが舞台の詳細って書くの難しー!!

 

もちろん本当のポカリのCMも素敵でした!

よかったら見て見てください

ポカリスエットCM|「羽はいらない」篇 75秒 (Toby Fox Piano Ver.) - YouTube

 

ここまで読んでくださった読者様はこの音楽にどんな物語を妄想しましたか?

良ければ教えてください!!

 

それでは!!

 

脚本『あるドアにまつわる話』

登場人物

悪の秘密結社の方々

博士、、、よく変な発明をしている

助手、、、博士の発明のお手伝いをしている。枝豆を育てるのが趣味

 

その他

男性スタッフ

女性スタッフ

主婦

脚本家

 

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○怪しい研究所
   いかにもな怪しい研究室。
   色んな装置がついた一般的なドアがひとつ置いてある。
   博士、ドアの横に立つ。博士の近くには脳波測定器。
博士「おお、ついに完成したぞ」
   博士、ドアをくぐらず開け閉めだけする。
博士「おっと、わしがくぐるのは危ないな。さっそく助手を呼ぶか」
   博士、スマホを出して助手に電話。
博士「おお、助手か。例のものが完成したから今から来てくれんか。。。。あぁ、、枝豆の方じゃない。。、いや、こいよ!。。頼む来てくれんか。。。お願いします。来てください。。ありがとう。。。。ああ、もう、、、ありがとうございます!」
   博士、怒りにまかせて電話を切る
博士「けひひひひ(笑い声)。覚えてろよ助手の分際で。わざわざお前をビミョーに懲らしめるために作ったこのドアで一泡吹かせてやるわ。枝豆野郎」
   助手、ダラダラと登場
助手「またしょーもない発明ができたんすか?僕が大事に育ててる枝豆より先に」
博士「ま、まぁ、時間があったんでな。早速だがくぐってみてくれんか。(脳波測定器を見ながら)脳波の測定をしたい」
助手「脳波?いやっすよ。脳いじられるのはさすがに」
博士「安全じゃから、大丈夫」
助手「じゃあ2万」
   助手、手を差し出す
博士「は?」
助手「いやだから2万円」
博士「え、どういう」
助手「博士なのににっぶいなぁ!人体実験に人を使うならしっかりお金出さないと。何かあったらどうするんですか」
   博士、ため息
博士「君はいつもそうだな。ちょっとくらいいいじゃないか。君はわしの助手なんだし」
   博士、助手に2万円を渡す。(助手2万円を持ったまま)
助手「2万円ちょうど頂きました。で、これはどういった発明なんです?」
博士「わしが完成するまでは仕組みを説明したくないタチなのは知ってるじゃろ。とりあえず人体改造もされないし、人体になにか毒を盛られるわけでもないから1度通ってみてほしい。上手くいったら説明する」
助手「まあ、私に害がないならいいでしょう。とりあえずくぐりますよ」
博士「たのむ」
   助手、ドアをくぐろうとする
博士「そういえば、その手に持っている2万円はなんじゃ?」
助手「え?」
   助手、ドアをくぐる。くぐる時にドアの上枠から出る赤い光線を浴びる。

   助手、手に持った2万円を不思議そうに見つめて
助手「何だろこの2万円」
博士「ああ、お金拾ってくれてありがとう」

   博士、助手から2万円を受け取る。
助手「ああ、どういたしまして。ていうかこれ結局何だったんですか?」
博士「ふふふ。聞きたいかね」
助手「勿体ぶるのめんどくさいです。早く答えてください」
博士「ずばり!用事消去ドアじゃ!」
助手「どういうことっすか」
博士「考え事をしながらこのドアをくぐると、考えたことだけポッカリと記憶からなくなるのじゃ」
助手「それってつまり僕の記憶から何かを奪ったってことですよね」
博士「まあそうとも言えるな。」
   助手、脳波測定器を指差す
助手「それではその測定器はくぐった者の脳波測るやつですよね」
博士「、、うん。まあ」
助手「ではさっきの二万円、私が博士に請求したやつですよね?」
博士「い、いや、わしが落としたやつじゃ」
助手「脳波は二万って決めてるんですよ」
博士「脳波は二万?!」
助手「早く返してください」
博士「くそー抜け目ないな」
   博士、助手に二万円を渡す
助手「ほんとこんなこすい手使わないでくださいよ。まあ、にしても今回はいい機械つくりましたね」
博士「え?」
助手「博士にしてはいい発明だと思います」
博士「博士にしては。」
助手「とりあえずいくつか改善点を見つけたので言いますね」
博士「君がこんな協力的なの珍しいな」
助手「悪な発明をつくるという志は同じですから。まずですね、ドア枠の上からでる赤の光線ですが。やはりくぐると光でバレてしまいます。目立たないようにした方がいいかと」
博士「なるほどな」
助手「あと性能は落ちると思いますが軽量化して一般的なドアと変わらないようにした方がいいと思います。今のままだと誰もそのドアに入りたがりませんよ」

博士「素晴らしい。たしかにそうじゃ。早速作業に取り掛かろう」
   博士、工具をもってドアの上枠をいじる
助手「ていうかどうしてこんなの作ろうと思ったんですか」
博士「それはじゃな。。」
   用事消去ドアの上枠から赤い光線が出る
博士&助手「あ」
助手「大丈夫っすか?」
博士「なんだったけな」
助手「もしかして何で用事消去ドア作ったのか忘れたんですか」
博士「ああ用事消去ドア」
   再び用事消去ドアの上枠から赤い光線がでる
博士&助手「あ」
   博士、用事消去ドアを見てびっくり
博士「何じゃこれは!」
助手「とにかくそれから離れてください」
   助手、慌てて博士の手をひき、用事消去ドアから引き剥がす
博士「助手よ。これは何の発明か説明したまえ!」
助手「これは博士が作った発明ですよ。忘れたんですか」
博士「なんと、ついにわしにもボケが始まったのか」
助手「いえ、マヌケなだけですよ。ただこの発明は素晴らしいです。改良して世界中にばら撒きましょう」

 

○悪の工場・ベルトコンベアー

一般的なドアと変わらない大量の用事消去ドアが生産され、次々とベルトコンベアーの上を流れていく

 

〇カフェ 
   カウンターで男性スタッフがコーヒーをお客さんに渡している。
   奥の扉からコーヒーを持った女性スタッフが出てくる。
   女性スタッフ、立ち止まり悩む。
女性スタッフ「あら?どのお客様にお渡しするんだっけ」

 

○ショッピングモール・駐車場・自動ドア前
   車の鍵を持った男、カートを押して外に出る。
   男、立ち尽くす。目の前には大量の車。
男「さて、車はどこだったかな」

 

○どこかの家庭・昼
   一人でテレビを見てる主婦。時計は3時を指している
主婦「小腹が空いたな」
   主婦、キッチンへの扉をくぐる

○同・キッチン
主婦「何しに来たんだっけ」

 

〇脚本家の家
   脚本家、机に着き腕を組み、目をつぶりひたすら唸っている
   突然目を開けて叫ぶ   
脚本家「閃いた!」
   脚本家、ペンを探す。
脚本家「くそ、ペンがない。早くしないと忘れてしまう。確か玄関にあったよな」
   脚本家、立ち上がり玄関に行くための扉をくぐり玄関へ
脚本家の声「うわぁあああああああ!!!!!!」

 

○怪しい研究所・監視室
   大きな地図が表示されたモニターの前にたつ助手と博士
   モニターのマップは人が用事消去ドアをくぐると赤く光る仕組みになっており、世界中が赤くチカチカしている

   博士と助手、しばらくモニターを眺めている
助手「これはなぜチカチカしてるんでしょうね」
博士「わからん。でも何かすごく大事なことを忘れてる気が、、、」
助手「まあ、おそらく世界中が困っているということなので、我らの発明が功を奏したということでしょう」
博士「そうじゃといいんじゃが」
助手「そういえば枝豆の花が咲いたんですよ。見に来てください」
   博士、あきれたように
博士「ああ、そうなの。暇だしいくかの」
   博士と助手、監視室を出ようとする。
助手「あれ?ここのドア新しくなりましたか?」
博士「そうだっけ?」
   博士と助手、ドアをくぐり去っていく。
助手「で何の話でしたっけ?」

 

 

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P.S.

僕の職場にあるドアも用事消去ドアです。

 

起承転結で物語を作ったらよく分からなくなった。

お久しぶりです。

長い間今回のテーマで書いておりました。

前回はテーマ付けだけを行い脚本を書いたところ、終わりがあやふやになってしまいました。

なので今回は

テーマ付けと物語の基本『起承転結』をつけて物語を考えてみました。

テーマはシナセンに通ってる人がよく課題に出されてる『男と女』で書くことにしました。

シナセンいってないけど、、、

起承転結については物語の後でお話します。

 

--------------

登場人物

A...男

B...女

.................

○マンション・玄関前の廊下(朝)(過去)
   廊下の先の玄関のドアがガチャリと音をたてAが帰ってくる。
   玄関の棚に置いてある時計が3月18日 9時32分を指している。
A「ただいまー。ごめん出張明日に延期だってさ」
   B、玄関まで走って行き
B「えー!B君がいない間羽のばそうと思ってたのに」
   B、悲しい顔
A「ははーんさてはお菓子を買い込んでたろ?」
   B、びっくりして
B「どうしてわかったの?!」
A「Bはわかりやすいからな」
   A、ドヤ顔。
   B、ブツブツ呟いている。
B「そんな私わかりやすいかなぁ」
   B、微笑み
B「でもA君が帰ってきてくれて嬉しい。お菓子一緒に食べよ!」
   B、Aにハグする。A、Bを強く抱き返す。
   B、笑顔でAの胸に顔を埋める
B「今日はハグに深みを感じるねぇ。もしかして寂しかった?」
A「Bはハグのソムリエだな」
B「ふふふ、我こそがハグのソムリエなり」
A「ハグのソムリエどんなキャラだよ」
  A、Bと抱きあったままひとしきり笑ったあとハグを解きBを見つめる。
A「少し寂しかったかも」
  B、意地悪そうに笑う
B「出張まだ始まってもないよ?そんな調子で1週間耐えられるの」
   A、真剣な表情で
A「耐えられないかも。できることならBとずっとそばにいたいよ」
B「え?」
  少しの間。
  B、照れて下を向く
B「私飲み物とか用意しとくから、一旦服とか着替えてきちゃって」
  B、照てれいる顔を隠してキッチンへ急ぐ。

 

○マンション・キッチン内
  B、コーヒーを作ったりお菓子を出したりしている。
  B、別の部屋で着替えているAに聞こえるように少し大きめに話す。
B「A君の会社でも一日延期とかあるんだね」
  A、キッチンの外から頭だけひょこっと出して
A「それがさ、一日延期とは言われてるけど、もしかしたら今日中にまた呼ばれるかもしれないんだよな」
B「そうなったらA君また寂しがっちゃうね」
  A、少し笑って
A「次は泣いちゃうかもな」
B、笑う。
B「もうすぐお菓子の準備できるから部屋行っててね」
A「はーい」
  A、頭を引っ込めて
B「手洗いうがいも!」
Aの声「もうやったよ!」

 

○同・ダイニング
  ダンニングは綺麗に片付けられ、テーブルと椅子、奥に見えるリビングにはソファ、テーブル、テレビなどが置かれている。無駄なものがない。
  B、椅子に座り、お菓子を食べながらAを待っている。
  A、Bの待っている姿を別部屋から眺めている。遠くから見えるBは美しく見える。
  A、少し眺めた後、Bの元へ行く。
  B、お菓子を手に持ってAに微笑む
B「A君遅いからお菓子ちょっと食べちゃった」
A「Bのなんだから好きなだけ食べなよ」
  B、手に持っているお菓子を食べる
  A、椅子に座る。
B「ほらいっぱい食べて食べて。A君はこのクッキーが好きだったよね~?」
  B、お皿にクッキーをいくつかよそい、Aにわたす。
A「ありがとう」
  B、笑顔。
  AとB、お互い黙ってお菓子を食べる。
B「なんかこうして朝から二人でゆっくり過ごすの久しぶりだねぇ」
A「二人ともいつも忙しいもんな」
B「A君の出張終わったらまたこんな風にお菓子食べながらゆっくり過ごしたいね」
A「そうだな。旅行とかもいきたい」
B「旅行?!いいねそれ!私Aくんと遊園地いきたーい!」
A「じゃあ来月休みを合わせて遊園地に行こうか」
   B、嬉しそうに
B「ほんとにいいの?」
A「たまには甘やかさないとな」
B「やったー!」
  B、何か思い出したかのような表情
B「あ!そうそう!おばあちゃんに会うときの話なんだけど」
  A、ぎゅっと手を握る。
  B、嬉しそうに続ける
A「うん。。。」
B「私ね、おばあちゃんの誕生日の次の日くらいに行こうと思うの」
  A、下を向く
A「うん。。」
B「私、いろいろ考えたんだけどね。まず、私の友達のお母さんという設定で登場して~」
A「。。。うん。それから」
B「いつもお世話になってます。って言っておばあちゃんが好きだったお菓子をいっぱい詰め込んで渡すことにしたの。どうおもう?」
A「うん。。。」
  B、Aを心配そうに見る。
B「ねえ、さっきから様子変だよ?調子悪いの?」
A「いや、大丈夫」
B「やっぱ私がタイムマシン旅行いくのいや?」
  B、Aを不安そうに見つめる。
A「。。。」
B「そうだよね。ごめんねこんな話して、でも私もう一度だけおばあちゃんに会いたいの。おばあちゃんにいっぱい好きなもの食べさせてあげたいの」
A「わかってるさ。俺がタイムマシン行きのチケット上げたんだし」
  A、顔を上げる。笑顔。
A「行っておいで。お菓子サプライズ成功するといいな」
  B、笑顔に戻り
B「ありがとう。成功させたい!過去から愛孫が来たってなったらうれしいだろうなあ」
A「自分で言うなよ」
  B、笑い
B「へへへ」
   Aの携帯が鳴り、すぐに出る。
A「はい。。。はい。。わかりました。すぐ行きます」
  A、電話を切りBを見る。B、すねている
B「ちぇっ。ひと時の幸せだったな」
A「ごめんな。やっぱりいくことになっちゃった」
B「わかってるけど、、、」
   B、一息ついて、大声で
B「くそー!つぶれろーその会社ー!!」
A「おいおい」
   BとA、笑って
B「帰ってきたらまたこうやっていっぱい笑お!」
  A、笑顔
A「そうだな」
  ホワイトアウト

〇マンション・玄関前の廊下(夜)(現代)
   
    真っ暗な廊下。廊下の端にはゴミ袋が置かれている
    玄関棚の時計が10月20日 22時59分を指している。
    廊下の先の玄関のドアがガチャリと音を立てて開かれA帰宅。
    Aの表情は暗い。部屋の明かりもつけずに部屋の中へと入っていく
    
○同・キッチン
    シンクにはカップラーメンや、お酒が雑に置かれて溜まって散らかっている。
    A、キッチンの前を通り過ぎる

○同・リビング
カーテンは開きっぱなしになっていて、月明かりがリビングを薄明るく照らしている。
部屋の中は何着もの同じスーツで散らかっている
   A、鞄をソファに放り上着を脱ぐ。
   A、ソファに座り力が抜けたようにもたれかかる。
   テーブルの上に置いたスマホがなるがAはそれを無視。
   A、横になり目を瞑る

暗転

○同・玄関前・廊下(昼)(過去)
   廊下の先の玄関のドアがガチャリと音を立てて開かれAが帰ってくる
   玄関棚に置いてある時計が3月18日 9時32分を指している。
   A「ただいまー。ごめん出張明日に延期だってさ」
   B、別部屋からAの元へ駆け寄ってきて
B「えー!A君のいない間羽を伸ばせると思ったのに」
   B、悲しい顔。
A「買い込んだお菓子食べてゆっくりするつもりだったでしょ」
   B、びっくりして
B「え?!どうしてわかったの?!」
A「Bはわかりやすいからな」
   A、ドヤ顔。
   B、ブツブツ呟いている。
B「どうして分かるの?!やっぱA君凄いなあ」
   B、微笑み
B「A君が帰ってきてくれて嬉しい。お菓子一緒に食べよ!」
   B、Aにハグする。A、Bを強く抱き返す。
   B、笑顔でAの胸に顔を埋める
B「今日のハグはすごく愛されてる感じがするねぇ。もしかして寂しかった?」
A「寂しいってもんじゃない」
Aの声「そう、寂しいってもんじゃない。もう過去に行くしか君に出会う方法がないんだから」
   B、笑う
B「大げさすぎだよ」
Aの声「Bの笑顔が見たくて何度もBを奪った大嫌いなタイムマシンに乗ってこの日に会いに来たんだ」
B「長いハグだね。」
A「うん」
   B、ハグを解きAを見つめる。   
B「何かあったの?」
A「うん」
   A、視線をそらす。
   B、Aの顔を動かし見つめさせる
B「私には言えない?」
A「うん」
   B、腕を組み悩む
B「。。。あっ、ちょっと待って、、、、、ねえ、私わかったかも」
A「え?」
B「もしかしてさ、タイムマシンで未来から会いに来てくれたとか?」
A「。。。」
B「黙ってるってことはあたりってことね」
A「。。。どうして?」
B「ん?」
A「どうしてわかったの?」
B「あたりまえでしょー!私はあなたのお嫁さんだもん」
A「完璧に騙せてると思ったのに」
B「ねえ、鏡見なかったの?A君さっき出て行った時よりもすごく老けてるよ」
   A、たじろぐ
A「ふ、ふけて」
B「そう!スーツは違うし、顔もやつれてるし、さっきよりもガリガリだし、ちゃんと栄養取ってないでしょ!」
A「そんなとこまで」
   B、ムッとした顔になり
B「未来の私は何やっとるのだー!!」
A「ごめん」
B「なんでA君が謝るの」
   B、Aに微笑み
B「とりあえず今日の朝の残り物食べていきなよ。いっぱい話聞くからね」

 

○ 同・ダイニング
   A、テーブルに着く。スーツのまま鞄は椅子のそばに置いてBを待っている。
   Aの前に野菜多めのご飯が置かれている
   B、残りのお皿をキッチンから持ってきて椅子に座る。ニヤけている
B「未来人のお口に合うかしら」
A「ありがとう。Bのこの料理大好きだ」
   B、照れたように体を捻る
B「未来人に料理褒められちゃった」
A「未来人はよしてよ。未来から来たけど俺はただのAだよ」
    B、手を合わせ
B「いただきます」
   A、ご飯を食べようとしてた手を止めて
A「いただきます」
   A&B、ご飯を食べる。
   B、続けて話す。
B「そうなんだけど、私嬉しくって。未来から来たAくんを当てれたのすごいよね?!」
A「うん。びっくりした」
B「でも私もA君がタイムマシンに乗ってきたことがびっくりだよ。『俺はそんな危なっかしいもん乗れない』ってすごく嫌ってたじゃん」
A「今でも嫌いだよ」
B「それでも私に会いに来てくれたんだね〜」
   少しの間お互い沈黙。
B「ねぇ、それってさ、私の身に何かあったってこと?」

    Aの箸が止まる。
A「、、、」
B「だってA君がわざわざ嫌いなタイムマシンに乗って私にきてくれるのっておかしいじゃん。栄養のあるもの食べてなくてすっごく顔やつれてるじゃん」
A「、、、B、それは」
   B、目に涙をためAを見る
B「それにA君が私を見る時すごく悲しい目をしてるの」
A「、、、」
B「ねぇA君」
B「本当のこと教えて」
A「B、未来のことは言ったらダメってBもわかって」
B「(話をさえぎって)誰にも言わないし、聞くだけで何も考えないから」
A「。。。」
   しばらくの沈黙
A「事故があったんだ。」
B「事故?」
A「そう。3月19日。旅客機用のタイムマシンが事故を起こした。初めての事故らしかった。」
B「私がおばあちゃんの家に行く日。。」
A「その日のタイムゲートだけが何故かすごく不安定でその日タイムトラベルした人たちはみんな消えたんだ」
B「それでどうなったの」
A「1年間誰も帰ってきてない。俺は1年後から来たんだ」
B「もしかして1年間ずっと会いに来てくれてたの?行方不明になる1日前の私に」
A「うん。この日の俺は出張先でバタバタ忙しかったから都合がよかった」
B「もしさ、、、もし私がタイムトラベル辞めるって言ったら助かるの?」
A「何度も止めたよ。けどダメだった。タイムゲートで起きた事故の場合、どの時間軸にいても、事故が起きた時間になると存在ごと消えてしまう」
B「そんな」
A「Bが消えることを止められないんだ」
B「わたし、」
   B、泣く
B「私もっとAくんのそばにいたいよ」
   A、なく
A「ごめん。。。ごめん。。もっとあの時止めとけば、俺があの時チケットをプレゼントしなければ。ごめん。ごめん。」
   Aの携帯が鳴る。
   A、すぐに携帯を止め、立ち上がる。
B「そろそろ時間なのね」
A「また、、、会いに来るよ」
B「ダメだよ。A君が元気に生きててくれるのが私の一番の幸せなんだから。私に会いに来てばっかじゃもっと老けちゃうよ」
A「俺の一番の幸せはBと一緒に暮らすことなんだ。でもそれは過去でしかかなわない」
   A、ご飯を一気にかきこみ、急いで家から出ようとする。
B「待って」
   B、立ち上がりAを止める。
   A、振り返らずに立ち止まるA
B「自炊してね。栄養があるご飯食べなよ、今のA君こけてるから。私のことはいいから新しい女性を探してね。けどたまには私のこと思い出してね」
A「何を言ってるん」
   A、振り向く。
   B、Aに抱き着く
B「A君大好き」
   ホワイトアウト

〇マンション・外廊下(夜)
   A、暗い表情で部屋まで歩く
   A、自分の部屋の前に小さな荷物が届いていることに気付く。

〇同・中・玄関前・廊下(夜)(現代)

玄関棚の時計が10月21日 23時00分を指している

〇同・中・ダイニング
   A、Bと食事した場所に小包を置き、中を開ける。
   中には調理器具一式と小さい紙きれ
   A、紙切れを読む。
紙切れ『自分とこれを大切にしてね(^^)/』
   A、読んだとたん泣き出す。
A「もう会いに行けないじゃないか」
   Aのなく声だけが響く
   フェードアウト
(終)

 

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ここまで読んでくださってくれた方本当にありがとうございます。

 

こっからは反省点を書いてきたいと思います。

 

1.動きがない

全く動きがないです。全て部屋の中で起こっていることなので、映像化した場合かなり退屈になるでしょう。

言い訳をいうならば、課題が『男と女』だったので、時の空港で働く人たちがAを止めるシーンとかを入れると『時間』がテーマになってしまう恐れがありました。

けど、もう少し怖がらずに別の柱を入れたほうがよかったです。

 

2.起承転結があやふや

あやふやでした。

前回、起承転結を考えずにかいたらふわふわした物語になりました。

なので今回は起承転結をまとめました。

 

プロット
嫌いなタイムマシンを使って近いうちに死んでしまう嫁に毎日毎日会いに行く話

過去の嫁に会いに行く
寂しさとイキイキが入り混じっている。
嫁はタイムマシンに乗っておばあちゃんに会いに行く予定


家に帰る。
家はグチャグチャに散らかっていて何もかもめちゃくちゃ。Aはなにもしない。ぼーっとしている


また過去に行く。耐えきれず嫁に全てを話す
精神的にも参ってたAはBに何かを勘付かれ全てを話す
嫁はタイムマシン旅行で起きる事故で死んだことをはなす。タイムマシンで起きた人は帰ってこないことを話す


調理器具が置き配されてる
タイムマシンで初めて来たときのことを思い出し、何回もここに来たことを表現。

 

これが、私が最初に書いたベースの起承転結なのですが、作品を途中まで書いている時に「あれ?これ起承転結じゃない」ってなりました。

見てもらうとわかるんですけど、作品の場面展開を起承転結に当てはめてるだけなんですね。

今一度起承転結を理解すべきです。

 

3.言葉選び

セリフを考えてる時に感じたのは、セリフはキャラクターを構成する血肉なんだなってことです。

この作品のキャラクターはブレッブレッです。ヒステリックに泣き始めたりもします。

Aの安否を自分のことより心配する優しいBを表現したかったのですが、未来人と知るやいなやめちゃくちゃ先のこと知ろうとする人

になってしまいました。

 

4.カメラをあてる部分

さっきも言いましたが、時の空港でAのことをいたたまれなく思う『時空港パイロット』がAをやんわり止めたり、現在のAの生活、Aの仕事について、などを書いても良かったんじゃないかなと思います。

 

この物語の良い場面を映さず、よく分からない箇所ばかりを書いてしまった気がします。

 

5.時間かかりすぎ

時間かかりすぎ。

暇がある時に書いていたので、ペースはゆっくりでしたが、早く書いてこその脚本だなと思っています。

次はもっと早くっ!

 

間が空く日もありましたが、起承転結を書いていたので、一応想像してた感じに着地は出来ました。

その起承転結もおかしかったわけなんですけど、、、

 

6.最後の部分

最後の部分よく分からん。

なんなら前回の結よりも酷い。

 

多分僕の中でしか終われてないですねこれ。

表現をもっと変えるべきだったのかなと思います。

 

一応説明しますと、Bから貰った調理器具は最後の形見になってしまいました。

Aがタイムマシンに乗りBに会いにいくと、過去が変わってしまって、Bが大事にしてほしいと書いた調理器具の存在が消えてしまうため、AはBのいない現状を乗り越えなければならなくなってしまったということです。

 

自分しか説明できないものを〜かくなっ!

最後に

僕が書いた作品ですが、読んでいて光るものもいくつかありました。

いい所と悪いところの差が激しいですが、セリフに生活感を感じ取ることができました。

Bのセリフはまるで生きているかのようです。

すごいね自分。

 

一応この物語の後日談なのですが、

実はタイムゲートの調子が悪くなっていたのはAが1年間ほぼ毎日事故の一日前に行きまくってるからなんですよね。

だからタイムゲートが安定せずBは消えてしまいました。

Bがいないことを乗り越えなければならなくなった今、いずれタイムゲートも安定していき、ある日突然Bは帰ってくるんですよ。

 

これをかけよって話ですよね。

 

次はロマンチックな表現について勉強したいと思っています!

 

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!!

テーマ付けだけして脚本書いてみた。

前回はなにも考えず脚本を書くとどうなるか?を実践し、オチも結果もよくわからない脚本ができてしまった。

この結果はある意味わかってたことだけど、やらないと学習できなかったことかもしれない。

 

今回はテーマだけ決めてみた。

テーマは

『起こったら嫌なこと』

にしてみた。

 

僕にとって起こったら1番嫌なことを考えてみた。

考えて考えて出た答えは

 

自分の好きだった人が父親と結婚する

でした。

 

みんなもいやでしょ 笑

 

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タイトル

『父親の再婚相手が自分の好きな人だった』

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登場人物

小太郎(20) 

父さん(たける)(38) 小太郎の父

りんな(23)  小太郎の憧れの先輩

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○小太郎の家・玄関内(朝)

   小太郎(20)コンビニのバイトに行くため靴を履き、キッチンにいる父親に呼びかける。

小太郎「それじゃあ、仕事いってくるよ!」

   父さん(38)、慌てて小太郎の元へ駆け寄る

小太郎「ど、どうしたの父さんそんな慌てて」

父さん「あの、な、、その、、」

   小太郎、腕時計を見て

小太郎「ごめん。時間やばいから要件あるなら早く言って」

   父さん、下を向いて勇気を振り絞り

父さん「あのな、その、、、今日お前に会ってほしい人がいるんだ」

小太郎「え?人?」

父さん「女性だ。、、、、実は父さんそのある女性と付き合ってるんだ」

   小太郎、びっくりした後、玄関の隙間から見える母の仏壇を見た後にっこり笑う

小太郎「うん。いいんじゃない。母さんも喜ぶと思う。俺も嬉しいよ」

   父さん、ホッとした様子。

父さん「こんなこと言っちゃなんだが、母さんに似てすごく優しい女性なんだ」

小太郎「へーえ?父さんもすみに置けないな。今日楽しみにしてるよ。それじゃいってくる」

   出ていく小太郎。 

   父さん、小太郎を見送り玄関で1人

父さん「いい奴に育ったよほんと」


○コンビニ・カウンター(昼)

   小太郎、レジで接客している。

   店長が小太郎の横に立つ。

店長「小太郎くん。そろそろ休憩入っていいよ」

小太郎「わかりました!終わったら休憩入ります」

 


○コンビニ・事務室

   小太郎、事務室にはいると思い出し笑い

小太郎「まさか父さんが俺より先に恋人を紹介するとはなあ」

   小太郎、ひとしきり笑った後ため息。

   椅子に座る

小太郎「インスタみよ」

   小太郎、インスタのタイムラインを眺める。

   タイムラインには同級生たちが結婚をしている写真ばっかり

小太郎「みんな結婚してる。なんか、、いいなぁ」

   小太郎、スクロールを続ける

   小太郎、スクロールしていた指が止まる。

小太郎「りんな先輩まで、、、」

   りんな(23)の手と男性の手が手を繋ぎあって写っている写真。そして文章

りんなの声「やっほー!今日はなんとピのご家族と会ってきまーす!すごく緊張するぅ!みんな応援してて」

   小太郎、胸を抑え

小太郎「うう、これはきつい。どうして僕じゃなかったんだ」

   小太郎、ハッとし

小太郎「いや!これはきっと言わされてるんだ」

回想入る

 

○(回想)ボロ小屋・中(昼)

   りんな、抵抗して服がボロボロ。

   縄で拘束されて、ぐったり大人しくなっている

   悪党、ナイフを握ってニヤニヤ

悪党「最初からそうやって無駄な抵抗しなければ、お前もこんなボロボロにならなかっただろうにな。この服高かっただろ」

   りんな、カスカスな声で

りんな「わたしを、どうするつもり」

   悪党、高笑い

悪党「もちろん決まってるだろ」

   悪党、ナイフをなめる

悪党「結婚だよ」

   りんな、愕然。

悪党「お前の美貌は今や世界中の男を虜にしちまってんだよ。そんな中俺がお前と結婚すれば最高の優越感に浸れるってもんだろぉ」

   りんな、なく

悪党「おいおい、夫の前で泣くなよ。そうだ。スマホ貸せよ」

   悪党、スマホを取り上げて

悪党「突然結婚ってのも芸がないもんな。まずは家族に会うって話をインスタにあげてみんなを絶望の底に叩き落とそうぜ!」

りんな「いやぁああああああああ!!」

   悪党、りんなのスマホをいじる

 

○回想戻り コンビニ・事務室・内

   小太郎、上の空から真剣な表情

小太郎「これは、、りんな先輩が危ないっ!なんとかしないと!」

   小太郎、上の空に戻る。

 

○(回想)ボロ小屋・中(昼)

   小屋の外から小太郎の声。

小太郎の声「待て!」

悪党「誰だっ!」

   小太郎、小屋に勢いよく入る

悪党「くそ!もうバレたか!」

小太郎「りんな先輩をそんなバカバカしい理由で結婚させるわけにはいかない!」

悪党「どんな理由で結婚しようが俺の勝手だろ!」

   悪党、ナイフを小太郎へ振り上げる

小太郎「りんな先輩の気持ちを考えろぉおお!うぉおおお」

   小太郎、悪党に立ち向かう。

   ホワイトアウト

   小太郎の前に悪党が倒れている。

小太郎「りんな先輩は、、、」

   小太郎、キメ顔

小太郎「わたさない!!」

   りんな先輩、力を振り絞って微笑む。

りんな「小太郎君」

   小太郎、りんな先輩にかけより縄を解く

小太郎「大丈夫ですか?服ボロボロじゃないですか!この服絶対高いでしょ」

りんな「なんとか大丈夫」

   りんな、縄を解かれるとすかさず小太郎に抱きつく。

小太郎「(抱きつかれて仰け反る)おっとっと。怖かったですね。もう大丈夫ですよ」

りんな「私あなたが好き。ずっと前から小太郎君と結婚したいと思ってたの!」

小太郎「僕と?!嬉しいです!僕も結婚したいと思ってました!」

   りんなと小太郎、見つめ合い

小太郎「帰ったら、、、結婚しましょう」

 


○回想戻り コンビニ・事務室・内

   小太郎、鼻を伸ばしデレているがすぐ我にかえり

小太郎「あほらし」

   小太郎、再びスマホをいじる。


○コンビニ・外(夜)

   小太郎、お店から出る。

   レジ袋に入った4つのプリンをみる

小太郎「今日奮発してちょっと高いプリン買っちゃった。父さんの彼女さんも喜んでくれるといいなあ

 

○小太郎宅・玄関内(夜)

   小太郎、帰ってくる

小太郎「ただいま〜」

   父さん、小太郎へ駆け寄ってくる。

父さん「おかえり。仕事お疲れ様。早速なんだけど今ちょうど彼女がリビングにきてるんだ。紹介したいから準備ができたらきてくれ」

   小太郎、微笑み

小太郎「わかった!着替えてくるからちょっと待ってて」

 

○同・リビング

   父さん&りんな、ソファに隣同士で座っている。

   父さん、緊張している横顔。

父さん「服着替えたらくるってさ」

   父さん、りんなの方を向いて

父さん「りんちゃん」

りんな「うん。緊張するね」

父さん「大丈夫だよ。すごく優しい子だからきっとりんちゃんも好きになると思う」

   小太郎、リビングの外から

小太郎「入るよ!」

父さん「どうぞ」

   小太郎、勢いよく入ってきてすぐにお辞儀

小太郎「はじめまして小太郎といいます!今日はよろしくお願いしまっ!」

   小太郎、顔を上げて青ざめる。視線の先には同じく青ざめた顔のりんな

小太郎「え?」

りんな「小太郎、、く、ん?」

   父さん、キョどっている。

小太郎&りんな「ええええぇえええ?!」

小太郎「どういうこと、、え?なんでりんな先輩が?」

   小太郎、パニックで座り込み。ブツブツとつぶやく

小太郎「嘘だ嘘だそんなことない嘘だどうしてりんな先輩が父さんと」

   父さん、立ち上がり小太郎に

父さん「おい!大丈夫か?!」

   父さん、小太郎を見たあとりんなの方をみる。

   りんな、青ざめた表情で小太郎を見つめている。

父さん「りんちゃんも大丈夫か?!」

   小太郎、もっと顔を青ざめる。

小太郎「りんちゃん、、、?!これは悪い夢だこれは悪い夢だ」

   りんな、父さんに

りんな「チェンジって、、できる、?」

父さん「チェンジ?!チェンジ?!え?我が子を?!」

   暗転

   父さんとりんな、動揺しながらもソファに座っている。

   小太郎、向かいのソファに膝を抱えブツブツ呟いている

父さん「事情はわかった。」

   父さん、小太郎の方をむき

父さん「とりあえずその呟くのやめてくれるか。我が子ながらちょっと怖いよ」

   小太郎、呟くのをやめない

父さん「ま、まあとりあえず、学生時代に小太郎が告白してりんなちゃんは小太郎を振ったんだね」

りんな「うん。私昔から歳上が好みなの」

小太郎「ゔっ」

   小太郎、呟くのをやめる

父さん「そうなんだとしたら、りんちゃん」

   りんな、父さんの方を向く

りんな「はい!」

父さん「俺はやっぱり息子を悲しませたくない。それに俺は一度結婚した身だ。だから結婚は」

   りんな、立ち上がる

りんな「やだ!りんなは、たけぴと結婚したいの!」

   りんな、涙ぐみ父さんの腕を掴む

小太郎「たけぴ?!ちょっ。やめてその呼び方?!」

   父さん、真剣な眼差しでりんなをみる

父さん「りんちゃん」

   父さん、鼻を伸ばしてデレる

父さん「そうだよね。ずっと一緒って決めたんだもんね。」

小太郎「説き伏せられるの早すぎるよ!もっと頑張って!」

りんな「うん!生まれ変わっても一緒って約束したもんね!」

   父さんとりんな、手を取り見つめ合う

小太郎「そんな歳で高校生みたいな約束しないで」

   父さんとりんな、キスしようとする

小太郎「おいおいおいおい!それはやめろマジできつい!」

   暗転

   父さんとりんな、小太郎を真剣に見つめ

りんな「小太郎君」

   小太郎、不貞腐れながら

小太郎「なんですか?」

りんな「たか、、あなたのお父さんを私にください!」

   りんな、お辞儀

   小太郎、立ち上がり

小太郎「数奇すぎるわ!なんだよこの人生!こんな馬鹿馬鹿しい結婚認めないぞ!」

   父さん、おちこみ

父さん「そうだよな。小太郎は昔りんな先輩大好きだったもんな」

   りんな、父さんの手を握り

りんな「たけぴ」

   父さん、立ち上がり小太郎に言い返す

父さん「お、俺が誰と結婚しようとも勝手だろ!」

小太郎「父さんはペットかなんか?」

りんな「小太郎君、私本当にたけぴを愛してるの」

小太郎「たけぴやめろ」

   父さん、りんなをうるうるとした目でみつめている。

小太郎「俺の父さんメスの顔になってんじゃん。みたくなかったよこんな父さん」

   小太郎、ため息をつき

小太郎「わかったよ。俺はりんな先輩も父さんも好きだし2人に幸せになってほしいとおもってる」

   父さん&りんな、笑顔になり

父さん「小太郎」

りんな「小太郎君」

小太郎「2人の結婚を認めます」

   父さん&りんな、2人向き合い

父さん&りんな「やったー!!」

    父さん&りんな、いちゃいちゃ

りんな「たけちぃ」

小太郎「たけちやめろ」

父さん「結婚しよう、、今すぐ」

    小太郎、立ち上がり叫ぶ

小太郎「でも俺の前でそのいちゃいちゃはやめろ!!」

りんな「はぁい」

父さん「トホホ」

小太郎「その歳でトホホやめろ」

父さん「でも小太郎。本当にありがとう。俺たちの幸せを願っててくれて」

りんな「ありがとう。あなたの望む形にはならなかったと思うけど、私たちはこれから家族よ。お義母さんとよんで」

小太郎「うん。死んでも言わない」

    小太郎、ふと疑問に感じた顔

小太郎「ところでさ、りんな先輩のご両親への挨拶は終わったの?」

   父さん&りんな、かたまり

父さん&りんな「あ」

小太郎「普通先に挨拶するでしょ。てか難易度的にりんな先輩の両親の方がむずいでしょ」

   父さん&りんな、落ち込む

小太郎「まぁ、とりあえずは俺の買ってきたプリン食べながら作戦会議しましょうか」

   小太郎、立ち上がりリビングを出る。

 

○母の仏壇

   母の仏壇にプリンがおかれる。

フェードアウト

 


おわり

 

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今回の脚本では色々なことに気がつくことが出来た。

 

まずテーマ付けはすごく大切だということ。

テーマが決まるだけで一気に世界が見えてくる。

そしてテーマについて深く考えることも大切だと感じた

 

今回のテーマは『起こったら嫌なこと』だったので、とても考えやすかった。

 

父の再婚相手が昔好きだった人だった

 

というプロットが偶然にできたことで、世界観やキャラクターが一気にできた。

Save The Catでも一言で終わらせられるプロットを考えろって言ってたね。

 

次に気づいたことは

1作品に与えられる意欲の消費期限がある。ということ

 

意欲の消費期限というのは、僕の造語だけど、物語を書きたい気持ちがいつまで続くかという期限だ。

 

どんなストーリーにするか、どんなキャラクターに出てもらうか、どんな設定にするか、ここら辺について考えることには意欲の消費はあまりなく、考えれば考えるほど物語を書く意欲が湧いてくる。

 

ただ物語を書こうと筆を進めた瞬間、やる気がなくなるまでのカウントダウンが始まる。

物語を書くと決めたら一気に書くことが大事。

間が空くと、書きたい気持ちが次の作品にうつってるし、キャラクターの性格がブレる。

 

今回は書いてる途中、大いに時間が空いてしまったため前半と後半で大きくキャラクターや物語のノリが変わってしまった。

 

次にこれは次の課題になると思うが

 

起承転結を考えてから書き始める。

僕が今まで書いてたのは、いえば妄想の冒険かなと思う。

 

全てがいきあたりばったりで、ここら辺でいいだろうという所でオチを作る。

マインクラフトの世界ではそれが楽しいかもしれないが、脚本の世界でオチがないのは(彼らの冒険は続く、、的なオチもあるが)全く楽しくない。

 

自分がよくわからんと思うオチを相手に分からせることって無理だよね。

 

今回の話は無理やりいい感じに終わらしたけど、しっかり考えればもっといい終わり方したんじゃないかなと感じた。

 

最後にこれを読んでるみんなに聞きたいんだけど、

父親の再婚相手として昔自分が好きだった女性が紹介された時ってどんな反応になる?

考えるの難しすぎた。

このテーマで誰かに軽く書いて欲しいわ。

 

あとがきおしまい。

 

 

次も脚本を書くのが楽しみだ

 

小太郎つよくいきろっ!!

 

 

 

とりあえず何も考えず脚本をかいてみた

とりあえず練習として短編を書きました。

テーマもオチも作らないとどうなるんだろうと思い書いてみると、それらが大事なことがわかりました。

けどテーマ、オチを考えつつ物語を考えるのは難しいですね。

 

後セリフ選びが難しい。

 

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登場人物

ゆん(19)売れ始めたアイドル

マネージャー(34)ゆんのマネージャー。ゆんに下心を抱いている

ぺト(25)フリーター。就職を夢みる

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○カフェ・内(昼)

   ゆん(19)、窓側のテーブルに座りコーヒーをのむ。同じテーブルに座るマネージャー(34)。

ゆん「ねぇ、私の将来ってどうなるのかしら」

   マネージャー、コーヒーをすすったあと

マネージャー「将来って?」

ゆん「これから先のことよ。確かに私はあなたや他の方々が頑張ってくれたおかげでようやく売れ始めることができたわ。でもいつかはみんな飽きるでしょ?その時私はどうしたらいいのかしら」

マネージャー「いつかは飽きられるって?ゆん、よしてくれよ。ゆんは世界一のアイドルだから飽きられることなんて絶対にないよ。だから今はそんなこと考えなくてもいいんじゃないか。それにね」

   マネージャー、ゆんのコーヒーを持つ手を両手で握り身を乗り出す。

マネージャー「大人になってアイドルじゃなくなっても今度は歌手として僕が成功させてみせるよ」

   ゆん、苦笑いをして握られた手を振り解くようにコーヒーを飲む

ゆん「そういう意味じゃないんだけどな」

マネージャー「それならどういうこと」

ゆん「うーん」

   ペト(25)、店員としてチーズケーキをゆんへ運ぶ

ペト「失礼します。チーズケーキとコーヒーゼリーをお持ちしました」

   ゆん、テーブルの手元を軽く片す。

ゆん「ここに置いておいて」

ペト「かしこまりました」

   ぺト、チーズケーキとコーヒーゼリーをテーブルの上へ置き始める。

   ゆん、ペトの顔を眺める。

   ペト、みられてることに気づき緊張した顔。

   ゆん、口を開きペトに尋ねる

ゆん「ねぇ」

   ペト、裏声で

ペト「はい?」

ゆん「あなたは将来何になりたいの」

ペト「将来、、ですか?」

   マネージャー、ゆんをとめる

マネージャー「ちょっと、、すいませんねぇ店員さん。無視して構いませんので」

ペト「そうですねぇ。僕は、できるなら早くどこかに就職して自立したいです」

ゆん「じゃあ、子供の時の夢は?お花屋さんとかのやつ」

   ペト「お、お花屋さん?子供の時の夢?うーん、友達100人とか??」

   ゆん、笑い

ゆん「あなたって変な人」

   ペト、ムッとし

ペト「お客様が無理やり考えさせるから」

ゆん「あははは。ごめんなさいね」

   マネージャー、コーヒーを急いで飲み干し

マネージャー「すいません。おかわりをもう一杯をもらえますかね」

ペト「あ、はい!」

ゆん「あなた名前は?」

ペト「えっと僕は」

   マネージャー、いらだって

マネージャー「コーヒーのおかわり頼んだよね?」

   ペト、急いで頭を下げる

ペト「大変申し訳ございません。すぐに用意させていただきます。」

マネージャー「それとここの店長呼んでもらえる?」

ペト「はいすぐに!」

   ペト、急いで厨房へ戻っていく

   ゆん、怒った様子で

ゆん「ちょっと!どうして追い返すのよ!」

   マネージャー、声を抑えるように指示した後静かに話す。

マネージャー「ゆん。君は今話題になりつつある人なんだぞ。そんな中あんな男と変な関係持って噂が立ったらどうする?」

   ゆん、あきれる。

ゆん「(声を落として)なにそれ?!関係なんて持つわけないじゃない!それにあなたさっき私の手を握ってきたでしょ?」

   マネージャー、あわてて

マネージャー「あ、あれは僕の決意だよ!僕は本当に君を大スターにしたいんだ」

ゆん「大スター、、、」

   店長、やってくる

店長「どうかされましたか?」

マネージャー「いやね、さっき君の所のスタッフがね、この子を色目使ってみてきたんだよ。オタクの教育どうなってるんですかね。そもそも、、、」

   ゆん、物思いにふけり周りが聞こえなくなっていく。

ゆん「(つぶやくように)大スター、、なりたいのかな」

 

おわり

はじめまして

reona です。

このブログでは思いついた脚本を不定期で書いていきたいと思っています。

 


脚本のレベルは初心者くらいであり、ルールも間違えたりしますが、趣味程度でやっていることなのでお手柔らかにお願いします。